保険の技工物

保険の技工物への取り組み

保険の技工物への取り組み

保険治療は治療費が安く、素材が決められている分、一般的に歯科医院は短期間で診療する傾向があります。そのため、技工所によっては自費の技工物に比べ、精度にこだわらずに製作されるのが現状です。

近藤義歯研究所では、保険の技工物であっても自費の技工物と同様に、一つひとつ丁寧に製作しています。一般的には、保険も自費も1回の型採りで製作に入りますが、当研究所の場合、通常の型採りに加え動的な型採り(型採り時に少し動かしたり、ズラしたりする)を行い、より精密な義歯を製作しています。

良い入れ歯と悪い入れ歯の比較

悪い入れ歯
口の中で動く入れ歯
良い入れ歯
精密に型採りしてつくった入れ歯
  • 空気が入れ歯の下に入り込み、入れ歯を浮かせる
  • 隙間から食片が入り込み、違和感が出て、不潔になる
  • 物を噛む時の圧力が、入れ歯を介して粘膜の一部に集中し、痛みを感じる
  • 狭い範囲で力を受けるので、入れ歯がグラつく
  • 入れ歯の縁が粘膜に当たり違和感、痛みを覚える
  • 吸盤と同じ原理で入れ歯と粘膜が密着し、浮き上がりにくい
  • 物を噛む時の圧力が、入れ歯を介して粘膜の広い範囲に分散し、痛みが少ない
  • 骨を覆うように広い範囲で入れ歯が装着されるので、グラつきにくい
  • 粘膜に密着してフィット感が良い
  • 痛みが少ない
  • 入れ歯の横揺れを抑える
  • 粘膜で入れ歯の浮きを抑えられる